飼い猫のミーちゃん。
昨日、ワクチンのブースター接種のため動物病院に行きました。
今回は先生に色々と聞きたいことがあり、正直ワクチン接種は二の次という感じです。
というのもここ1ヶ月ほどミーちゃんの様子が変わり始めていました。
例えば、以下のようなことです。
・石や砂を舐めるようになる
・外出をしなくなり家で過ごすようになる
・水を飲むのとトイレの回数が増える
腎臓が悪いのではという不安もあり、先生に最近の様子を話してみると、まず先生がミーちゃんの体重を測ります。
先月2.7kg(この時点ですでに痩せている)だった体重が2.2kgに500gも減っていました。
さらに目の下や歯茎の色をチェック。
通常、人間のように赤みがかっていなくてはならない箇所が白い状態です。
何かがおかしいのは明らかで先生から血液検査の提案がありました。
血液検査をすると様々なことがわかり、さらに結果が出るまで15分程度とのこと。
早速、検査をお願いすると先生がミーちゃんの胸の辺りの毛をバリカンで少し刈ります。
前回の注射の時も暴れたり鳴くことはありませんでしたが、今回の血液採取の注射も全くの無抵抗です。
暴れなければ処置はしやすいと思う反面、元気がなさすぎて逆に心配になります。
その後、診察室の外でしばらく待ったのち、結果が出たとのことで再度診察室へ。
先生が検査結果の数値を見せてくれながら詳しく説明してくれるのですが、その中で異常値が検出されてしまった項目がいくつかありました。
そしてその中の1つは数値で表すのが不可能なのでしょう、「<」という記号で記載されています。
腎臓がかなり悪いことが確認され、その原因は腎臓に有害なもの(例:植物のゆり等)を口にしてしまったか、または遺伝のいずれかだと説明がありました。
今後の対応について先生に伺うと、2−3日入院させて出来る限りの処置を施すことも可能だが、検査の数値からしてそれも気休めかもしれないとのこと。
人間に例えると人工透析が必要なレベルで、もちろん猫に対する透析設備はありません。
そして、先生からは、もしミーちゃんが自分の猫だったら入院や治療はさせないだろう、好きなものを自由に食べさせて欲しいとアドバイスがありました。
病気を治す薬や方法はなく、近い将来お別れが来るということを意味しています。
突然のことだったので事態をすぐに受け入れることができません。
帰りの車中、勝手に流れてくる涙が抑えられず、妻と言葉を交わすことができませんでした。
帰宅後、ミーちゃんはすぐにトイレに向かいます。
家に着くまで我慢していたのかと思うと心が痛みます。
その後、すぐにキャットタワーに登り、(疲れていたのでしょう)落ち着ける場所で眠りにつきました。
ミーちゃんは前に住んでいた家に紛れ込んできた元野良猫です。
当時は痩せた小さな子猫。
お腹をすかした可愛い猫を見かねて妻がキャットフードを与えるようになりました。
そして程なくして猫の発情期が訪れます。
近所のオス猫たちが頻繁に庭に来るようになったため、ミーちゃんに避妊手術を受けさせ正式に登録。うちの子になりました。
ニュージーランドに移住をして以降、思い描いたようにはいかないことも多く、もどかしく精神的に苦しい時期もありました。
そんな時に突然現れたミーちゃん。
これまで猫を飼ったことがなかったため、知識や経験不足からミーちゃんに不要な負担をかけてしまったことも多々あったと思います。
それでもミーちゃんは我慢をして、シャーっ!と威嚇されたことはこれまで一度もありません。
そしてずっとそばにいてくれて、僕らはミーちゃんと接することでたくさん笑顔になりました。
ミーちゃんの残り時間がどれくらいあるかはわかりません。
動物病院の先生に聞いてもはっきりとはわからないようでした。
以前より寝てる時間が増えて元気がなくなっていますが、食欲はまだありキャットタワーにも自分の力で登れます。
ミーちゃんは生まれた時期がわからないので、正確な年齢は不明です。
ただ、病院でうけた検査結果の書類には2歳と書かれてありました。
この世に生まれてまだ3年も経っていない。。。
こうならないようにするためにすべきことがあったんじゃないかと後悔がつきませんが、ただ、そんなことを考えても時間は巻き戻せない。
ミーちゃんにはまだ元気が残ってるし、その貴重な時間を大切にしよう。
そしてミーちゃんが一生懸命に生きた証をここに残しておこう。
書いてるだけで辛くなったりしますが、書くことで辛さが和らぐこともあります。
今日もミーちゃんが元気でありますように。